土地を購入する際のポイント（地域や周辺環境）

　さて、今回は不動産屋さんがどのような点を見ているのか、土地探しのヒントをお伝えできればと思います。不動産の購入は、高額な買い物ですのでもちろん失敗したくないですよね。これでよいのか誰しもドキドキものです。読んでいただきました方に、ひとつでも参考なることがありましたら幸いです。


　不動産の価格は、利便性や地域性など、場所の要素からはじまり、個々の土地の状態により決まります。取引の多いところでは相場があり、条件が良い場所は価格が高くなります。逆に近場に比べて価格が安いということは何らかのデメリットがあるわけです。
　
　では、条件が良い場所とはどんなところでしょう。
　

　まず、利便性とは、駅やバス停、学校、スーパー、病院など日常生活を送る上で必要なものが近くにあるのかないのか。そういった要素です。子供がいれば学校区や道のりは気になりますし、歳を重ねるとスーパーや病院などが重要になりますね。通勤で電車を使う方は駅までの距離やアクセスを調べます。

　次に、地震に対する意識が変わってからは海抜の有無も重要なポイントとなりました。購入前には防災マップなどをチェックする方は非常に増えました。

　よくよく見ていくと、いわゆる人気のエリアはこれらの要素が揃っています。
　

　また、近所に嫌悪される建物などがあると価値が下がることもあります。音や臭いの要素は、書類には見えてこないので、現地で確認したいことですね。また、隣がゴミ屋敷であったり、変な方やこわい人が住まいしていることもありえます。

　他には、縁起や風水を気にされる方もみえますね。過去に人が亡くなっているとか、離婚されているなどが具体例です。

　人によって許容範囲は違いますし、不動産屋さんの調査にも限界はあります。個人情報という壁にあたることもあります。購入を決意する前に、一度、ゆっくり自分の足で歩いてみてください。もちろん、弊社にご相談いただいても結構です。

　文章が長くなってきましたので、個々の土地の見方は次回にしたいと思います。